技術展示とセミナー講演を実施(日本・インド環境ウィーク)
トピックス 2023年01月14日この度、2023年1月12日-13日にインド・デリーで開催された環境省とインド国環境・森林・気候変動省主催の「日本・インド環境ウィーク」にて、アジアの水環境改善モデル事業の普及展開をテーマに登壇、CO₂削減に貢献できるバイオアッセイ技術を用いたダイオキシン類簡易測定法の技術展示を行いました。
環境省では、2017年度以来、ミャンマー、ベトナム、タイ、インドネシア、フィリピンの各国環境担当省庁と環境ウィークを開催しており、今回で7回目となります。
インドの環境保全および持続可能な社会の構築に貢献する技術として、弊社はビジネスピッチ(技術紹介)において “インド国における生活排水処理施設の総合維持管理について“を紹介し、セミナー6では、環境省「アジア水環境改善モデル事業」にてベトナムのダナン市で実施した「水産加工工場における排水処理の水質と施設運営の改善事業」の事例紹介と共に、IoT資源を活用した排水処理の維持管理ビジネスへ の展開と日吉インディアの紹介を現地法人のChibibharath社員が行いました。
また、弊社の技術展示に西村環境大臣が訪問され、1989年から続く国際貢献活動と“バイオアッセイ技術を用いたダイオキシン類簡易測定法”を弊社の代表取締役社長村田弘司が紹介しました。本簡易測定法は環境・食品・生体試料中から簡便・迅速な前処理を行い、遺伝子を組み換えた細胞と触れることにより、試料中のダイオキシン類による発光から毒性等量(TEQ濃度)を簡便・迅速に算出する技術であり、CO₂発生は少なく(機器分析方法比:約1/10)、環境にやさしい技術です。西村環境大臣より“長年に亘る国際環境人材の育成への尽力”と“環境問題に寄与できる素晴らしい生物検定技術”などに対して“三方良しの近江の企業”とのご評価をいただきました。
今後も「環境問題に国境なし」、弊社国際化の基本理念のもと脱炭素社会に向けてインド国含め社会に必要とされるよう事業拡大に努めます。
■日本・インド環境ウィークとは
両国の民間企業や行政官等を対象に、最新の環境政策・市場動向と環境ソリューション(環境技術等)巡るニーズ・シーズを議論する「環境インフラ技術セミナー」と、環境ソリューショ ンに関心を持つ両国関係者をつなぎ、商談・相談の機会を創出する、展示会・ビジネスマッチングが行われます。民間企業等による環境ビジネス促進を通じて、インドの環境保全の取組へ貢献するものです。